「ノーツ オン フォトグラフィー」 大和田良さん写真展
2010年 08月 10日
7月の終わりに、新宿のビームスジャパンにあるBギャラリーで、大和田良さんの写真展「ノーツオンフォトグラフィー」を見てきました。
実は、以前、キヤノンギャラリーであった「log」っていう写真展が見たかったんですけど、気づいたときには終わっていたの~_|‾|○
カメラ雑誌「デジタルフォト」が休刊になったときに、最後の表紙になっていたシカさんが、すごく印象的だったんですよね。
これが大和田さんの写真なんですよ。普通の写真じゃなくて、ちょっと絵画みたいな感じです。
で、Bギャラリーに行ったのですが、残念ながら、ご本人はいらっしゃいませんでした。
スタッフの方に聞いたら、時々いらしているそうです。
まあ、その日は平日の遅い時間でしたので、さすがにねw
ほかのお客さんもいなかったので、スタッフの方がいろいろお話してくださいまして。
記帳するところがあったので、名前を書いておりましたら、「大和田さんのお知り合いですか?」って。いや、まさかw
「EOS学園で写真を勉強しているんです」と言いましたら、「よかったら、これをどうぞ」って、奥から出してきてくださった冊子。
フリーペーパーみたいでしたが、ちょうど大和田良さんの特集を組んでいるものでした。
この写真展は、大和田さんが自伝を書かれたということで、今までの作品をかいつまんで並べてあるんですって。だから、いろんなタイプの写真があるんだ~。
そのいくつかがこの冊子にも載せてありました。
大和田さんの作品は、海外の美術館に収められているものもあるんですって。
この本、買ってきちゃいました。
スタッフの方がおっしゃっていたんですが、大和田さん、昔はパンクバンドを組んでいたんだそうです!
私が「写真を勉強しているものの、何を撮ればいいのかわからなくて、やればやるほど難しいんです」と言ったら、「大和田さんもそうだったみたいですよ」って。
それまで全く写真をやっていなかったのに、大学で写真学科を選考したんだそうで。
だから、最初は何を撮っていいのかわからなかったんだと。
それを聞いて、これを読んでみようと思いました。
そのスタッフの方は、「とにかくたくさん撮るっていうのが大事みたいですよ。大和田さんがそう言ってました」と。
自伝っていっても、まだ31歳なんですよ、大和田さんw
二人のお嬢さんがいらっしゃるパパさんなんですけど、子供が生まれる前と後では、写真が全く違ってしまったそうです。
もう、子供が生まれる前のような写真は撮れない、あのころの自分には戻れないんだ−みたいにも書いてありましたね。それは、悪い意味ではなく、ですが。
ピカソの青の時代みたいなものかなあ。
悩める子羊に、まさに天啓とはこのことか。。。。(^_^;)
というわけで、私ももう少しEOS学園で頑張ることにしました。
とにかくたくさん撮ってみよう。
懲りないヤツ、でございます。
大和田さんの写真が随所に使われているノート。売り物です。
大和田さんは書き込んでほしいらしいけど、ステキな写真が入ってるノートに書き込むなんて、できないよ~(^_^;)
Bギャラリーのスタッフの方、本とノート、冊子も含め、丁寧に薄紙に包んで、ビームスの紙袋に入れてくださいました。
お話が聞けてよかったです。
「ノーツオンフォトグラフィー」は8月10日(火)まで、Bギャラリーは11:00~20:00です。
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『ノーツ オン フォトグラフィー』の帯文
人は会うべき時に、会うべき場所で、
会うべき人に出会わなくてはいけない。
ひりひりするような言葉のなかに、
大切なそのことが刻まれていた。
小林紀晴